<活動開始の経緯>
「ど・あっぷ!」の立上げメンバーは、「特定非営利活動法人[政策学校]一新塾」の卒塾生です。塾生は在籍する一年間の間に、政治・経済・市民活動の第一線で活躍する講師による講義を受けつつ、自分の志に基づいて調査や共同プロジェクトを行います。
メンバーはそれぞれ、在籍中は防災や選挙、キャリア教育など、別々のテーマでプロジェクトを行っていました。けれども活動を続ける中、共通の課題に気づきました。それは、どのようにしたら多くの人が社会の仕組みのあり方に目を向け、積極的に係わっていけるようになるのか、ということです。
この課題について話し合いを行う中、私達は、「社会に対して責任を持つ、自律した市民」となるための学びの機会が学校教育の場にほとんど無いことに気づきました。6年前から「総合的学習の時間」が設けられていますが、内容は現場に丸投げされ、負担を強いられた教員や学校によって差が激しく、効果的に活用されているとは言えません。
このような現状を改善するために市民団体が役に立つのではないのかと考え、子ども達へのシティズンシップ向上のための教育、教材開発等を行うため、「ど・あっぷ!」を立ち上げることにしました。